• 2009/01/13 コラム

    粗利率が高いということ(2006年1月掲載分)

    新年あけましておめでとうございます。
    昨日よりブログを書きはじめまして、慣れませんが今後とも税理士である私が感じたことや経験したことで、皆さんのお役にたてればと思います。
    今日は、昨日のつづきと思って読んで頂きたいと思います。
    経営計画を作成する際に、特に大切になってくるものに粗利率があります。
    粗利率とは、(売上-仕入)÷売上で計算されます。
    つまり、仕入分だけを売上から引いた利益が粗利益で、この粗利益が売上に占める割合が粗利率なのです。
    毎年、何百人という方の経営計画書をお手伝いする過程で、いつも気になることがあります。
    それは、経営計画書を作る際に、あまりにも一方的に粗利率の高いことは良いことだという前提で経営計画書を作成されることです。
    私は、粗利率は低い部門も、また、高い部門も、それぞれに役割があると思うのです。
    具体的に言いますと、粗利率の低い部門は、利益は薄いけれども、参入するのにそれほど時間と優れた人材も要らないし、激しい競争も無い場合が多いように感じます。
    会計事務所で言うなら、記帳代行です。
    また、粗利率の高い部門は、利幅大きいですが、それだけに参入するには、ノウハウと優秀な人材が必要になり、利幅が大きいだけに、同業他社のそれも有力なところが目を付けてきます。
    会計事務所で言うなら、経営計画コンサルティングです。
    会計事務所を例にとりますと、固定費相当金額(損益分岐点)の売上は、記帳代行でまかない、従業員にその記帳代行を数年やらせてみる中で、特に優秀な人材を経営計画コンサルティングに、徐々にシフトしていくことになると思います。
    そして、粗利の高い部門が構築できた後でも、粗利が低い記帳代行部門もその存在意味をもてる形で残していくべきだと思います。